ルフトハンザが日本に向けて飛行機を飛ばしますとの声。
成田、関西、名古屋に向けて3便確実に今日飛びますとの情報で、
自分もすぐに手荷物を用意して空港へ向かいました。
気づくと外は明るく時計は午前10時(日本時間20日午後3時)を
過ぎたところでした。大きな希望と小さな不安。
日本に帰れる大きな希望とJALのチケットしか持っていない自分が
ルフトハンザに乗れるのかという小さな不安。
時間的に余裕でないので、タクシーで空港へ。
ドイツの高速道路は速度制限がありません。
タクシーの運転手にこの状況を説明し、アウトバーンを160キロ!
縦横無尽にレーンチェンジ!
怖いというより今日やっと日本に帰れるという希望が上回り
あっという間に空港到着。
”Good luck my friend!”と言われ空港内へ。
既に空港内はたくさんの人でごった返し。
何人かの顔見知りの日本人の先生に会い、
彼らはすでに到着地の変更はあったとしてもキャンセル待ちを済ませ
今日のチケットをゲットし、手荷物を預けたとのこと。
あとは空港解除の時間まで待つとのことです。
そんな折、電光掲示板には、出発欄に成田、関西、名古屋にランプが点滅。
飛ぶこと間違いなし。
大急ぎでルフトハンザのチェックインカウンターへ。
が、しかし、新たに航空券を買うには、JALのチケットを破棄する手続きを
しなくてはならず、せっかくゲットした23日(金)のチケットが無効になります。
ルフトハンザは最短でも成田行きは25日(日)とのこと。
23日(金)ならばイースタンブール経由で成田もしくはバンコク経由で成田。
しかも航空運賃¥30万!!
ただしルフトハンザのチケットを買えば、キャンセル待ちをしてででも
必ず近日中にアジア方面に逃げられる、
次の噴火がいつ起こるかわからないとの不安もあるし、
JALは機材が来なければいつになるか分からないし、
とのことで悩みに悩みました。
そうこうしているうちに、日本行きの3便はすでに満席の情報。
”しまった後手を踏んだ”と後悔し、どうせ今日、日本まで帰れないなら
JALを待とうと決心しました。
ここで日本の友人から1本の電話、
日本でもJAL,ANAがヨーロッパ便を飛ばすかの会議を今しているところで
決定したらまた連絡するとのこと。
小さな不安が的中し、途方にくれターミナル2のJALカウンターへ。
またまた日本人発見。
どうやらその方は5月3日の変更しか出来なかったとのこと。
世間話をすること約2時間、JALのチェックインカウンターが開き、
現在の日本での会議の結果報告では多分こちらに向いますとの
何とも歯切れの悪い言いかたでした。
冷静に考えれば、火山灰をエンジンが吸って墜落でもしようものなら、
経営破綻どころの問題ではないしなと自分にとっても命がけで飛ばれても
困るし少し同情です。
今日も諦めてホテルに戻ろうと重い手荷物をゴロゴロ転がして戻りました。
日が暮れるのが遅いので、今からでも観光に行こうすれば可能ですが、
そんな気力も体力も残っていませんでした。
手荷物の中に日本から持ってきた”赤いきつね!”と”やきそば弁当”に
お湯を注ぎ、明日以降の事態の可能性と、自分がとる行動と状況の整理です。
出来上がるまで3分、Mac を起動し、ネット接続完了。
JALのホームページ上では成田発フランクフルト行きは運行予定となってます。
ところがTVではアイスランドの火山再び噴火とCNN Head Lineのニュース、
モクモクと今だに黒い噴煙が舞ってます。
お湯を注いだこともすっかり忘れ、蓋が盛り上がった赤いきつねと、
スープのお湯が注げなくなるまでふやけてしまったやきそば弁当を
おなかの中にいれ、”明日が勝負だ”と床につきました。
<最終章PART2>へ続く





